NetAppのデータ復旧可能型番と料金

NetApp製ストレージで発生する不具合について
アメリカNASDAQ市場を代表するITソリューション企業NetAppは、NAS(Network Attached Storage)を中心に、さまざまなストレージを提供してきました。その特徴は全モデル共通のOS(DataONTAP)を使用していること、高速で安定したバックアップ機能、強力なRAIDなどと数多く、日本でも多くの企業が導入しています。
NetApp製品の問題で特に目立つのはRAIDの障害、アグリゲートやボリュームの削除、WAFLファイルシステムの障害です。さらに、WAFLファイルシステやiSCSIボリュームからのファイル削除、仮想ディスクの削除・破損も起きています。
これらNetApp製品で発生する問題に特化した内部構造解析ツールにより、ほかの会社では解決やデータ復旧が困難な障害であっても、弊社であれば対応可能な場合があります。
対応可能な型番(NetApp)
シリーズ名 | 型番 |
---|---|
ハイブリッド ストレージ | FAS2520 FAS2552 FAS2554 FAS2620 FAS2650 FAS8020 FAS8040 FAS8060 FAS8080EX FAS8200 FAS9000 E2600 E2700 E2800 E5400 E5500 E5600 |
エンタープライズ オールフラッシュ ストレージ | A200 A300 A700s A700 AFF8020 AFF8040 AFF8060 AFF8080EX EF560 E2800 |
クラウド ストレージ | FlexPod AltaVaultアプライアンス StorageGRID Webscaleアプライアンス NetApp Private Storage |
FUJITSU ETERNUS NR1000F series |
NetApp製品で実際にあった障害内容

FUJITSU ETERNUS NR1000F series(NetApp OEM製品)、FC 300GB(520bytes/sector)×168台(約50TB)において、複数のボリュームを誤って削除してしまったことがありました。その際には、まずすべてのHDDにおけるクローンイメージを作成しました。そのクローンイメージから、RAID及びアグリゲートを構成し、削除ボリュームを検索した結果、4つの削除ボリュームが存在していました。その後、その4つ削除ボリュームからデータ回収を実施した結果、約2TBのデータを復旧することに成功しました。
料金プラン
リカバリー価格
障害内容 | 復旧費(税別) |
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簡易障害 | 2万7,600円(税別)~ |
論理障害 | 15万6,800円(税別)~ |
物理障害 | 19万6,000円(税別)~ |
- 「簡易障害」は、OSなどの起動ができないといった比較的簡単な障害を指します。修復はさほど難しくありませんから、料金も低めに設定されています。
- 「論理障害」とは、機器自体は壊れていなくても、電磁的なデータ内容やファイルフォーマットの構造などが乱れたため、HDDがまともに機能しなくなることです。修復にはデータの読み込みやウィルス感染のチェックなど、緻密で専門的な作業が要求されます。
- 最後に「物理障害」は、HDDが「物理的に」壊れたことを指します。その原因は、火災や水没、落下や踏みつけなどさまざまですが、いずれも復旧は困難です。
お問い合わせ・お見積もりは無料で24時間受付しておりますので、お気軽にご相談ください。また、オンサイト・出張データ復旧につきましてもご相談ください。