クラウドストレージのデータ復旧可能型番と料金
クラウド
クラウドストレージで発生する不具合について
クラウドストレージでデータ損失が発生した際は、ただちに障害ボリュームを停止しましょう。どのようなストレージも、「データが上書き」されてしまうと、必要な情報が永久に失われてしまう可能性があります。特にマルチテナントまたは共有クラウド環境でデータ損失が発生した場合、必要なデータを別のユーザーが上書きしてしまう可能性が高くなります。まずは障害ボリュームを止め、その後、復旧実績を持つデータ復旧のプロフェッショナルに連絡しましょう。
対応可能な型番(クラウドストレージ)
VMwareやHyper-V、XenServer仮想サーバーはもちろん、Dell EMC、EqualLogic、NetAppといったストレージの構造解析ツールによる復旧技術により、他社では復旧が難しい障害についても対応できます。
クラウドストレージで実際にあった障害内容
クラウドストレージ及び、その周辺で発生した障害の事例は下記のとおりです。
クラウドストレージで実際にあった障害
プラットフォーム | データ損失の内容 |
---|---|
Infrastructure-as-a-Service(IaaS) | 論理ボリューム、データファイルの上書き ファイル及び区画、ボリュームの削除 ボリュームの初期化 スナップショット、ハードウェアの不具合 |
Software-as-a-Service(SaaS) | データベース、テーブル、レコードの削除 システムテーブル、データベースファイル、ハードウェアの不具合 |
Platform-as-a-Service(PaaS) | 区画、ボリュームの削除 ボリュームの初期化 スナップショットの不具合 |
クラウドストレージ | 論理ボリューム、データファイルの上書き ファイル及び区画、ボリュームの削除 ボリュームの初期化 スナップショットの不具合 |
クラウドストレージの復旧に際して注意していただきたいこと
クラウドストレージのデータ復旧は、一般的なHDDなどの復旧とは異なります。以下に挙げる7つの注意事項を必ず守るようにしてください。
- バックアップからのリストアは、障害が発生していない別のボリュームで行い、障害ボリュームへの上書きはしないでください。
- 障害が発生しているボリュームやディスクに対してファイルの作成や更新は行わないでください。
- RAID障害が疑われる場合は、リビルドを行うまえにすべてのHDDのクローンやコピー作成を推奨しています(リビルドすると元データが上書きされるため、復旧が困難になることがあります)。
- fsckやchkdskなどのファイルシステムの修復ツールは実行しないでください。これらのツールを実行するとファイル情報を上書きしてしまうため、復旧が困難になります。
- 障害が発生している同じボリュームにある、その他のファイルを削除しないでください。復旧したいデータと区別がつかなくなります。
- 仮想マシンに障害が発生した場合は、同じボリュームを使用しているすべての仮想マシンを停止してください。仮想マシンが動作していると、ファイル作成やスナップショットの容量増加などで元データを上書きする可能性が高まります。
- 各種復旧ソフトウェアを使用した場合、元データを上書きしてしまい、状況をより悪化させてしまう可能性がありますので十分にご注意ください。
料金プラン
リカバリー価格
障害内容 | 復旧費(税別) |
---|---|
簡易障害 | 2万7,600円(税別)~ |
論理障害 | 15万6,800円(税別)~ |
物理障害 | 19万6,000円(税別)~ |
- 「簡易障害」は、OSなどの起動ができないといった比較的簡単な障害を指します。修復はさほど難しくありませんから、料金も低めに設定されています。
- 「論理障害」とは、機器自体は壊れていなくても、電磁的なデータ内容やファイルフォーマットの構造などが乱れたため、HDDがまともに機能しなくなることです。修復にはデータの読み込みやウィルス感染のチェックなど、緻密で専門的な作業が要求されます。
- 最後に「物理障害」は、HDDが「物理的に」壊れたことを指します。その原因は、火災や水没、落下や踏みつけなどさまざまですが、いずれも復旧は困難です。
お問い合わせ・お見積もりは無料で24時間受付しておりますので、お気軽にご相談ください。
また、オンサイト・出張データ復旧につきましてもご相談ください。