サーバー/RAIDのデータ復旧
A1データリカバリーは30年以上のデータ復旧経験をフルに活用して復旧を行っており、複雑なRAIDシステムに対しても高い復旧率を誇っています。
RAID障害のおもな症例・事例
(1)強制終了を行ったらディスクに異常が生じた
RAIDを構築しているハードディスクの動作がおかしくなったとき、電源ボタンの長押しで強制終了を行ったり、電源ケーブルを抜いたりといった正常でない方法でシャットダウンを行うと、RAIDの情報やファイルシステムの情報に異常が生じるケースがあります。異常を感じたら、直ちに専門家にご相談ください。
(2)リビルドを行ったが失敗してしまった
RAIDのレベルでも変わりますが、ハードディスクが1台壊れても交換してリビルド(再構築)すれば、そのまま使うことができるといわれています。ただし、リビルド中に別のハードディスクに異常が発生すると、RAIDの構築データが壊れてしまうおそれがあります。リビルド中の失敗からはデータ復旧が難しくなるケースがありますので、不安を感じたら専門家へのご相談をおすすめします。
(3)誤って初期化やRAIDレベルの変更をしてしまった
動作に異常を感じたとき、RAIDレベルの変更などを行い、誤ってディスクを初期化してしまうケースがあります。こうした場合、RAID情報やシステム領域が書き換えられてしまい、データの復旧が難しくなることがあります。万が一、初期化などを行ってしまった場合は、無理に復旧させようとせずに、直ちに専門家にご相談ください。
(4)RAIDのディスクを取り外して壊してしまった
RAIDに異常を感じたとき、接続不良などを疑いハードディスクをご自身で物理的に取り外し、復旧や確認を試みて壊してしまうといったケースもあります。この場合、復旧するにはハードディスクの順番やRAIDアルゴリズムなどをすべて分析して修復する必要がありますので、専門家にご相談ください。
(5)落雷・停電で異常が生じた
落雷や停電、または電源コードの抜き差しで異常が生じた場合、ファイルシステムの破損や、ハードディスクの機械的な故障につながる可能性も考えられます。こうした電気系統の異常は、まれに発火などの事故につながる可能性もゼロではないため、ご自身で解決しようとしないことが重要です。直ちにプロのデータ復旧会社へのご相談をおすすめします。
RAID障害でやってはいけないこと
(1)ハードディスクを入れ替えたり、交換したりする
複数のハードディスクをソフトウェア的に連結しているRAIDでは、故障しているハードディスクを新しい物に交換するとリビルドが必要となってきます。障害が発生しているときのリビルドはとても危険なので、絶対に行わないでください。
(2)ハードディスク単体でPCに接続する
複数のハードディスクを1つのドライブのように認識させるRAIDを組んだハードディスクは、単体ではデータを見ることはできません。そのため、ハードディスク単体でPCに接続すると、ハードディスク内のファイルシステムの破損を招く可能性がありますのでご注意ください。
(3)リビルドによるデータの再構築をする
RAIDを構築しているハードディスクに障害が起きた場合、欠損したハードディスクを再構成するリビルドでデータは元に戻るといわれています。しかし、リビルド中に別の障害が発生し、さらに状態を悪化させることもありえます。
サーバーとは
ネットワークに接続して様々なサービスを提供するサーバーとして使用しているハードディスクドライブ。各種OSで複数のハードディスクを組み合わせてミラー / ストライピング、RAID システムとして使用しています。
サーバーは、ネットワーク上で他のコンピュータからの要求に対してファイルや印刷、メール、www等の様々なサービスを提供するコンピュータのことを指し、その役割によって”xxxサーバー”と呼ばれます。これらサーバーには複数のハードディスクを結合し、1台のハードディスクとして管理するRAID技術を用いることが多くあります。このRAID技術を使うことによって、書き込み、読み込み速度の向上や、信頼性の向上を図ります。
RAIDの種類
現在RAIDにはRAID0からRAID6までのレベルの7種類があり、主にRAID0、RAID1、RAID5、RAID6が利用されています。
RAID0:ストライピング
複数のディスクを等しいセクタ数のバンドに分割し、データを各ディスクへ順々に、かつ並列に入れていく方式です。
RAID1:ミラーリング
完全に重複したパーティションのコピーを別のディスク上に作ったものです。
RAID5:
ストライピングにパリティバンドをつけたものです。パリティバンドの分だけ容量は減りますが、システムの信頼性は向上します。
RAID6:
パリティデータを2つ作成することで二重障害に対応するので、RAID5よりもシステムの信頼性は高くなります。尚、RAID6は最低4台のハードディスクが必要となります。
NASとは
「NAS(Network Attached Storage)=ナス」のことで、ネットワークに接続された記憶装置を指します。NASにはRAIDが採用されたものが数多く存在します。
A1データはNASのデータ復旧にも精通しています。詳細は「NASのデータ復旧・復元方法と故障の症状」をご覧ください。
NASの代表製品として主にTeraStationやLinkStation、LANDISKといった製品があります。
A1データのRAIDデータ復旧の特徴
障害が起きたRAIDのサーバー本体は不要です。
中で使用しているHDDのみをお預かりして復旧作業を行います。お客様のメリットはサーバー本体に別のHDDを使って再セットアップできることです。サーバー本体を使用し続けながら当社にデータの復旧をご依頼頂けます。
仮想イメージを使って作業を行います。オリジナルイメージへの書き込みは行いません
これは、サーバー内にある仮想イメージを使う事で可能になります。サーバー内のイメージは何度でも使う事ができます。これにより復旧率の向上、作業時間の短縮を実現できます。また、物理不良が発生した領域のデータも冗長コードを利用して復元する事が可能となります。お客様にとっては、短時間の復旧、復旧データの最大化というメリットをご享受いただけることとなります。
RAIDデータ復旧の専門知識を持つ技術スタッフが充実しています。
RAIDの構造情報が破損している場合やドライブの物理不良によってデータの一部が消失している場合、巷にある汎用ツールを使うと再構築を行い正常に見え ていても、いざ使ってみると本当は壊れていることもあります。A1データは各OSのファイル構造・各メーカーのシステム構造に精通し、高度な専門知識を 持ったエキスパートが構造解析、再構築を行いますので、正確な構成情報を再現できます。
また、RAID崩壊、パティション削除、ファイル削除のような障害の場合には当社にHDDを送って頂かなくても復旧できる、リモート・リカバリーをご利用いただけます。このリモートでの復旧作業でもお客様の媒体にデータを上書きすることはありません。
あらゆるRAIDシステム、RAIDレベル、媒体インターフェース、OSに対応可能です。
データ復旧可能なRAIDシステム
- オフィスコンピュータ (AS400)
- P-NAS (パーソナルNAS … Buffalo、IO Data など)
- 大・中・小のRAIDシステム(DELL、HP、IBM など)
- 仮想化システム(VMWare など)
NetAppやHP EVA、Dell EqualLogic、EMC VNX、VMWare等で使用されるSANにも対応しております。
対応可能OS
- Windows 系 (NT,2000,2003,2008,2012など)
- MacOS
- Unix系(Linux,Solaris,BSD など)
- OS/400
主なRAIDレベル
RAID0 RAID5 RAID5EE RAID1 RAID1E RAIDADG RAID50 RAID3 RAID6 RAID0+1 RAID51 RAID4 RAID5E RAID10
主な媒体インターフェース
IDE/ATA/PATA/EIDE ULTRA ATA-100 SAS SCSI ESDI Fibre Channel USB Firewire PCMCIA RLL iSCSI eSATA SATA II/2.0 SATA MFM
料金プラン
リカバリー価格
障害内容 | 復旧費(税別) |
---|---|
簡易障害 | 2万7,600円(税別)~ |
論理障害 | 15万6,800円(税別)~ |
物理障害 | 19万6,000円(税別)~ |
- 「簡易障害」は、OSなどの起動ができないといった比較的簡単な障害を指します。修復はさほど難しくありませんから、料金も低めに設定されています。
- 「論理障害」とは、機器自体は壊れていなくても、電磁的なデータ内容やファイルフォーマットの構造などが乱れたため、HDDがまともに機能しなくなることです。修復にはデータの読み込みやウィルス感染のチェックなど、緻密で専門的な作業が要求されます。
- 最後に「物理障害」は、HDDが「物理的に」壊れたことを指します。その原因は、火災や水没、落下や踏みつけなどさまざまですが、いずれも復旧は困難です。
料金例(法人の場合)
※パートナー優待割引、メーカー優待割引率による変動あり
以下のような症状の場合はこちらの料金の可能性がございます。
※調査した結果障害内容が異なる場合、復旧料金も異なります。