ブルースクリーンエラーの原因と対処法
ブルースクリーンエラー発生時の原因と対応
WindowsがOSのパソコン(PC)を使っていて、突然、真っ青な画面(ブルースクリーン)が表示されてしまい、どうしたらよいか困った経験はないでしょうか。
Windowsのユーザーなら、この表示が出て作業中だった文章やエクセル表が消えてしまい、また一からやり直し、という状況は、一度はあると思います。しかし、諦めることはありません。Windowsのエラー修復機能や、データ復旧手法を活用することで、事なきを得る場合もあるからです。ここでは、その対処法と、なぜブルースクリーンが発生するのかについて解説します。
ブルースクリーンとは
「ブルースクリーン」とは、Windowsに何らかのエラーが発生したために、OSが緊急停止状態に移って、青一色の画面と白色の英文メッセージが表示される状態を指します。この状況になるとWindowsはキーボードやマウスの操作を全く受け付けず、再起動しない限り、何もできなくなります。
ブルースクリーンエラー発生の原因
では、なぜブルースクリーンが起きるのでしょうか。ブルースクリーンエラーが発生する主な原因には、以下のようなものが考えられます。
1.ソフトの問題
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- デバイスドライバの不具合
処理すべきデータが残っていたにもかかわらず周辺機器との接続が切れたなど
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- セキュリティ違反
コンピュータウィルスが発動したなど
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- 不正な領域へのアクセス
ROMなどの書き込み禁止領域へデータを書き込もうとしたなど
2.ハードの問題
- CPUの不具合
- メモリの不具合
- メモリ不足
- HDD(ハードディスク)の不具合
- HDDやマザーボード内部のケーブルの接触不良や断線
ブルースクリーンが発生したら、どう対応すればいい?
ブルースクリーンが発生したら、何よりも最優をすべきなのは「データの復旧」です。
データ作成に投じた時間と労力は、何にも換え難いものだからです。そして、ブルースクリーンエラーが発生した場合、下記の手順で復旧作業を行うのが一般的です。
- ブルースクリーン画面の下方に表示されるSTOPコードを紙にメモして、インターネットなどで検索し原因を特定する
- 主電源ボタンを押下してWindowsを強制終了させる
- セーフモードで起動する
- 重要なデータをUSBメモリなどにコピーする
ブルースクリーンが表示される、ということはWindowsが自らエラーを検出した結果です。これは不具合の程度としては「中度」になります。そして、上記手順をすることでデータが復旧する可能性が残されています。もしも、3.以降が実行不能な場合は、PCが極めて重大な不具合を起こしていることも予想されるので、専門業者に相談して、復旧方法を検討するのがよいでしょう。
同じく、頻繁にブルースクリーンが表示される場合は、PCに重度の不具合を抱えていることが予想されます。この場合には、急いでデータを新しいPCへ移し替えることを強くおすすめします。
ブルースクリーンエラーが頻発するPCを使い続けると、突然何も表示されなくなる、または、突然電源が落ちる状況になる場合があります。これは最悪のケースです。そうなると、必ずしもデータを復旧できるとは限りません。
この最悪のケースになってしまったときには、まず、専門業者に問い合わせて、データの救出が可能かどうかを検証することが必要になるでしょう。このケースで最も頻繁に表れる前兆は、HDDの異音です。HDDの異常を感じたら、大至急でデータを別のPCに移したり、外付けHDDやUSBメモリ等にバックアップをとるようにしましょう。
おすすめしたい日頃の習慣
ブルースクリーンという予期せぬデータ消失の被害を最小限に留めるために、日頃から下記の習慣を心がけることをおすすめします。
- 重要なデータが完成したら、必ず、バックアップをとる
- 作成中のデータも定期的にバックアップをとる
- 作業中のデータをこまめにセーブする
データ消失は忘れた頃にやってきます。まずは、こうした習慣を徹底して、データ消失の予防に努めましょう。そして万が一の場合には、専門業者に連絡して相談しましょう。